電気器具火災を防止しましょう！
私たちの快適な暮らしに欠かせない電気器具も、取り扱いの不注意や誤った使用方法から思いがけない火災を引き起こし、尊い命を奪ってしまう場合があります。電気や電気器具を使用する際には、次のことに注意し、火災の発生を防ぎましょう！！
電気器具の点検の実施
電気ストーブや扇風機などの季節を限定して使用する電気器具は、毎年使用前に必ず点検しましょう。また、使用中に普段と違った音や動きに気付いたときは、すぐに使用を止め、コンセントから差込プラグを抜いて、専門の業者に点検をしてもらいましょう。
電気器具の正しい使用
電気器具を本来の目的以外に使用した場合、器具に負担がかかり、加熱し火災の原因となることがあります。使用に際しては、取扱説明書をよく読み、その機能を十分に理解し、正しく使用しましょう。
また、アイロンやヘアードライヤーなどは、スイッチを切り忘れたまま放置しておくと火災の原因となります。電気器具等を使用しないときは、スイッチを切るだけでなくコンセントから差込プラグを抜いておきましょう。
※使用後はすぐにスイッチを切りコンセントから差込プラグを抜く習慣をつけましょう。
電気配線等からの出火防止
現在では、家電製品やOA機器の普及により、数多くの電気器具等が使用されることになりました。
このため、使用する電気器具等に対しコンセントが不足し、タコ足配線になる傾向があります。コンセントの電気の許容量を超えて電気器具を使用するとコンセント自体が過熱し、火災の原因となるので、タコ足配線は絶対にやめましょう。
また、差込プラグにほこり等が付着したまま長期間コンセントに差し込んだ状態にしておくと、付着したほこり等に湿気が帯び、ショートして火災になることがあります。
外出時や就寝時はもとより、電気器具等を使用しないときは、差込プラグを抜いたり付着したほこり等を取り除くようにしましょう。
さらに、傷ついたコードを使用したり、束ねた状態や重い荷物が乗った状態であると、その部分に負荷がかかり、断線して出火する可能性がありますので、大変危険です。傷ついたコードは交換し、束ねた状態や重い荷物が乗った状態での使用はやめましょう。
電気器具等の火災を防ぐポイント
◎必要に応じて点検を実施する。
◎電気器具等は、正しく使用する。
◎使用しないときには、コンセントから抜く。
◎危険なタコ足配線は絶対にしない。
◎差込プラグに付着したほこり等は取り除く。
◎傷んだコードは使用しない。
◎コードを束ねた状態や重い荷物が乗った状態で使用しない。
◎コンセントの抜き差しでは、コードを無理に引っ張らない。（芯線が切れ、取り付け部分がショートします。）
関連リンク（動画）
「未然に防ごう！電気器具火災」～身近に潜む火災危険～ 総務省消防庁
