町史編纂室から
高野町史
明治2年8月、高野山寺領は堺県管轄となり、翌明治3年6月には五條県に引き継がれ、明治4年に至って和歌山県の管轄となります。
伊都郡は、明治5年の『大区小区制』によって“第4大区”と称され、大区内は7つの小区に区分されました。明治11年の『郡区町村編成法』により大区小区制は廃止され、この新法によって、明治12年の伊都郡(郡役所は妙寺村に設置)には149の村がありました。
このうち現在の高野町域では、上筒香村、中筒香村、下筒香村、東富貴村、西富貴村、西ヶ峯村、平原村、柏原村(明治17年に樫原村と改称)、南村、東又村、林村、杖ヶ薮村、西郷村、細川村、湯川村、花坂村、大滝村、相ノ浦村、高野山の村名がありました。
明治22年の『市町村制』が実施されるまで行政区画の変遷は非常に混乱しますが、この施行の日(4月1日)より各村は『大字』とされます。東富貴村、西富貴村、上筒香村、中筒香村、下筒香村が『富貴村』となり、相ノ浦村、大滝村、高野山、細川村、西郷村、西ヶ峯村、林村、南村、樫原村、東又村、平原村、杖ヶ薮村、花坂村、湯川村が『高野村』となりました。
そして、高野村は昭和3年11月、町制を実施し『高野町』となりました。
現在、高野町では、特に“明治期の村の歴史”から“富貴村と高野町が合併する昭和33年”に至るまでの歴史(町史)を編纂しようとしています。
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