祝世界遺産登録20周年「紀伊山地の霊場と参詣道」
令和6年(2024年)、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎えます。
高野町・九度山町の世界に誇る歴史や文化等を、多くの皆さんに『見て 触れて 感じて』いただきたいと思います。
各種イベントのお知らせ
●第5弾は小和田 哲男氏(静岡大学名誉教授/岐阜関ケ原古戦場記念館館長)と北川 央氏(九度山・真田ミュージアム名誉館長/大阪城天守閣前館長)による歴史対談が行われます!!
戦国時代には、織田信長の重臣であった佐久間信盛や関東の覇者北条氏直、秀吉の後継者となった関白豊臣秀次、そして関ケ原合戦の際には、岐阜城主で信長の嫡孫にあたる織田秀信、近江・大津城主の京極高次、伊勢・安濃津城主の富田信高、信濃・上田城主の真田昌幸、幸村親子など、名だたる武将たちが次々と高野山に流されました。今回の対談では、彼らの生涯や高野山配流の経緯などを紹介するとともに、高野山という聖地のもつ意味についても考えます。
応募方法
応募フォームの場合
こちらからお申し込みください。
はがきの場合
お名前、メールアドレス、電話番号、郵便番号、住所、参加人数を明記の上、下記までお送りください。
応募先
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-5-4
NPO法人 関西シティープロモーション「スペシャル歴史対談」係
ファックスの場合
お名前、メールアドレス、電話番号、郵便番号、住所、参加人数を明記の上、下記まで送信ください。
ファックス送信先
06-4707-0331「スペシャル歴史対談」係まで
応募期限
2024年11月11日(月曜日)必着
※高野町と九度山町は両町で記念事業を展開しております。
紀伊山地の霊場と参詣道とは
紀伊山地は太平洋に張り出した紀伊半島の大部分を指し、標高1,000~2,000m級の山脈が東西あるいは南北に走り、年間3,000mmを超える豊かな雨水が深い森林を育む山岳地帯である。
紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていた。
また、仏教も深い森林に覆われたこれらの山々を阿弥陀仏や観音菩薩の「浄土」に見立て、仏が持つような能力を習得するための修行の場とした。その結果、 紀伊山地には、起源や内容を異にする「熊野三山」、「高野山」、「吉野・大峯」の三つの霊場とそこに至る「参詣道」が生まれ、都をはじめ各地から多くの 人々の訪れる所となり、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼした。
『紀伊山地の霊場と参詣道』は、三重、奈良、和歌山の三県にまたがる「紀伊山地の自然」がなければ成立しなかった「霊場」と「参詣道」及びそれらを取り巻く「文化的景観」が主役であり、世界でも類を見ない資産として価値が高い。
「熊野三山」、「高野山」、「吉野・大峯」は、古代以来、自然崇拝に根ざした神道、中国から伝来し我が国で独自の展開を見せた仏教、その両者が結びついた 修験道など多様な信仰の形態を育んだ神仏の霊場であり、熊野参詣道、高野参詣道、大峯奥駈道などの参詣道とともに広範囲にわたって極めて良好に遺存して いる比類のない事例である。
また、それらが今も連綿と民衆の中に息づいている点においても極めて貴重な資産である。
【和歌山県世界遺産センターHPより】