平成26年度 町民教養講座実施内容
第1回 5月29日(木) 午後7時~
テーマ「和太鼓体験」
社会教育委員の大西正人さんによる企画で、高野和太鼓童DONKAKAの指導者による和太鼓体験が開催されました。
和太鼓の魅力を参加者に知って体験してもらうことを目的とし開催されました。
和太鼓の基本的な打ち方の指導を受けた後、簡単な曲打ちも行い終始笑顔がたえない楽しい講座になりました。
第2回 6月18日(木) 午後7時~
テーマ「中門再建工事の現場から 3」
社会教育委員で、株式会社尾上組代表取締役社長の尾上恵治さんによる、「中門再建工事の現場から 3」が中央公民館二階にて開催されました。高野山開創1200年を間近に控え、開創記念大法会の記念事業として、天保14年(1843年)に焼失した中門を再建するにあたり、木材、礎石の手配、桧皮葺のための桧皮を削ぐ作業など、繊細で綿密な作業の積み重ねと、多くの職人の手により成り立つ貴重な再建過程の様子をお話いただきました。
第3回 7月16日(水)~19日(金)午前9時~
テーマ「金山寺味噌造り」
社会教育委員の西辻正親さんに企画いただき、南山苑にて、講師の亀田嘉代さんによる金山寺味噌造りが開催されました。一日目は大豆を炒り、水につけふやかせ、皮をむく作業。二日目は野菜を切って樽に入れ塩漬けし、ボイラー室で温めていた大豆と丸麦をほぐし、糀菌を入れて再びボイラー室へ。三日目はボイラー室から取り出して塩漬けしていた野菜や、砂糖、塩などを入れて混ぜ、粘りが出たら樽に入れて先生に水飴を敷いていただき作業は終了となりました。
亀田先生は「夏は暑いし大変や。一人ではなかなか出来んやろ。大変やけど3年続けて参加したら、わかるようになってくる。」とおっしゃっていました。
第4回 7月22日(水)午後1時半~
テーマ「高野山の草木で染める」
紬織の「人間国宝」志村ふくみさんと娘の志村洋子さんを講師とし「高野山の草木で染める」を開催しました。
第一部は、高野六木(杉・檜・樅・栂・赤松・高野槙)と、黄檗・上溝桜・雄宝香の9種類の高野山で取れた植物を染める様子を見学。その後の講評で、志村ふくみさんから「高野山に来て住んでいると重要性に気付かない。高野山の水、信仰とお寺、場所がすごい。上溝桜は高野の色で出たもの。」という言葉がありました。
第二部では、講師のお二人を含め孫の小柳昌司さん、アルスシムラの生徒、参加者で集まり、講演会。志村ふくみさんからは、湿潤で水がきれいな場所にしかできない山藍(大嘗祭や新嘗祭の小忌衣に使われる)が高野山にあったこと、技術の継承者の有無で染められない技術が出てくること、世の中が植物染料から化学染料に代わってきている背景、マンダラの小宇宙や大宇宙についてお話をされ、志村洋子さんや小柳昌司さん、生徒の皆さん、参加者から、深い知見からの話が活発に出て講演会は終了しました。
参加された方から、「いい企画をありがとうございました」というお声を多くいただきました。
第5回 8月25日(月)午後7時~
テーマ「能楽 笛と能について」
社会教育委員の中前好史さんによる企画で、講師として高山道助氏にお越しいただき、「能楽 笛と能について」を開催しました。能楽についてお話いただき、「高砂」を小謡として「高砂やこ乃浦舟に帆をあげて・・・」と高山様にリードいただきながらうたいました。能の際の鼓や笛も演奏してくださり、能を身近に体験できる時間となりました。参加者からは「能の基本が少し解ったように思います。」というお声をいただきました。
第6回 9月5日(金)午後1時半~
テーマ「ヨガでストレス解消~ココロのリラックスとカラダリフレッシュ~」
社会教育委員の畬野尚子さんによる企画で、大阪からヨガの講師として青山圭一さんにお越しいただき「ヨガでストレス解消~ココロのリラックスとカラダリフレッシュ~」を開催しました。ヨガの呼吸法、ポーズなどを丁寧に指導していただき、参加された方から、「久しぶりにヨガが出来て嬉しかった」「気持ちがよく眠ってしまった」「またして頂きたい」といったお声をいただきました。