女性の健康週間(令和6年3月1日~3月8日)
毎年3月1日~3月8日は「女性の健康週間」です
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するため、厚生労働省は毎年3月1日~3月8日を「女性の健康週間」と定めています。女性には乳房や子宮に関連する病気等、女性特有の健康課題があり、その対策が重要となっています。この機会に、その対策を知り自分自身の体と向き合っていきませんか。
子宮頸がん(HPV)ワクチンについて
子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(以下HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。HPVに感染しても自然に排除されることがほとんどですが、まれに排除されないこともあります。そして長い間排除されずに感染したままでいると、子宮頸がんの発生リスクに繋がります。HPVワクチンを接種することで感染を予防し、将来の子宮頸がんの発生リスクを下げることができると期待されています。
高野町では、年度初めに対象年齢に該当しワクチン未接種の方に案内文を送付いたしますので、そちらもご確認下さい。
(対象者)小学校6年生~高校1年生に相当する女子
HPVワクチンキャッチアップ接種
平成25年から令和3年までの間、HPVワクチンの安全性などの観点から積極的なワクチン接種の勧奨を差し控えていました。この間に定期接種の対象となっていた方の中には、接種の機会を逃された方がいらっしゃいます。こうした方に公平な接種の機会を確保するため、定期接種の対象枠を超えている方々にも、改めて公費で接種していただけるように取り組んでいます。
【対象者】
平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性で、定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方
(過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方)
【期日】
令和7年3月31日まで
キャッチアップ接種の案内(厚生労働省)↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
子宮頸がん検診・乳がん検診
高野町では、婦人科検診を毎年実施しています。がん予防には生活習慣改善とがん検診受診による早期発見、早期治療が大切になります。まだ婦人科検診を受けたことがない方は、ぜひこの機会に受診してみましょう。
検診名 | 対象者 | 自己負担額 |
子宮頸がん検診 | 20歳以上の高野町民 | 1,000円 |
乳がん検診 | 30歳以上の高野町民 | 2,000円 |
※受診される方は、事前に役場または富貴支所にてお申し込み下さい。
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)について
ブレスト・アウェアネスは、『乳房を意識する生活習慣』です。
乳房の状態に日頃から関心をもつことにより、乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけましょう。
特に、高野町女性全体の医療費をがんの部位別でみると、外来、入院ともに乳がんの件数が最も多くなっています。着替えや入浴時などに、乳房を見たり触ったりして、ご自身の乳房の状態を知るようにしましょう。下記URLも参考にして下さい。
乳がん検診の適切な情報提供に関する研究↓
https://brestcs.org/information/self/#page2
女性の健康に関する情報webサイトの紹介
自分の体についての正しい知識をもち、体からのサインを見逃さないようにすることがとても大切になります。女性特有の健康に関する情報や病気のセルフチェックの仕方等、役立つ情報が掲載されています。日々の健康管理にご活用ください。
女性の健康推進室ヘルスケアラボ↓
https://w-health.jp/