<山王院竪精>
旧暦の5月3日は山王院(さんのういん)にて山王院竪精(りっせ/りっせい)が執行されます。
午後6時頃、総本山金剛峯寺にてご法楽のあと、壇上伽藍エリア内の山王院にて問答が行われます。問答は夕方から明け方まで続きます。日付が変わるころに一旦引き上げ、再度午前4時に再開されます。
高野山の僧にとっては昇級に欠かせない儀礼の一つとなります。
金剛峯寺で入口から見守る地域の方々
写真撮影日:令和4年6月1日(水)
高野山の中心となる金剛峯寺、地域の寺院、地域の産業や営みを支える人々によって様々な伝統行事が受け継がれてきました。
コロナ禍を経て、観光を取り巻く状況が変化し、観光分野において「持続可能性」を求められるようになっています。
高野山開創から年間を通して様々な行事が執り行われていますが、伝統行事を維持し、守り伝える地域の人々の日々の積み重ねが、高野町・高野山の観光の魅力です。
ぜひ、高野町にお越しいただき、地域の空気を肌で感じてください。
状況によって中止となる場合もありますので、事前に総本山金剛峯寺(0736-56-2011)へお問い合わせください。